栄養士の資格

昨日は、二十四節気の「寒露」~
長雨も終り、本格的な秋となり、空気も冷たく感じる・・・、
今年は、違いますね!
今日の日中も日差しが強く、汗ばむ陽気でした。

ここ最近、食に関わる職業を調べています。
その中で、
栄養関連唯一の国家資格に管理栄養士があり、
特にこの数年、健康志向のニーズが高まっているため、
人気が高いそうです。

管理栄養士のお仕事は、
栄養に関する知識を活用して、
傷病者への療養のために必要な栄養の指導や、
運動選手に必要な栄養の指導、
老人ホーム、保育園、学校などの給食やレストランで出す食事の栄養指導など、
活躍の場が広がっている様子。

国家資格取得のためには、
栄養士の免許を取得した後、一定期間栄養の指導に従事して、
管理栄養士国家試験に合格する必要があり、
難易度もさることながら、
学習量、時間、学費などもかかる資格です・・・。


さて管理栄養士の就職に関する点を調べてみると、

・まず、大学卒・専門学校卒で違いがあります。

「大学卒」の場合、卒業=「学士」。
「専門学校卒」の場合、卒業=「準学士」。
この場合の学士は、
管理栄養士 + 一般教養の知識が備わっていると判断
されるようです。
また研究職の場合は、大卒、大学院卒が必須条件。

・転職市場を見てみますと、

管理栄養士の資格で就職した場合、
現場の長になる事が多く、その後の昇進がない?
=給与はあまり上がらない。

また病院や給食メーカーは、学歴不問のため
大卒・専門卒で採用の差はないと思われます。

一方、食品メーカーの多くは、
総合職、研究職のため大卒以上が条件となり、
商品開発や研究の仕事は、待遇面も良いため、
人気があるようです。

*厚労省「H24年度 賃金構造基本統計調査」によると、
栄養士(管理栄養士含む)の平均収入は、
3,237,000円
平均年齢 33.4歳
勤続年数 6.1年


近年、
〇〇マイスター・コーディネーター・アナリストなど、
食に関する多くの資格がありますが、
栄養士の知識は、全ての基礎になるように感じます。

ただ上記の統計数値をみると、
「あら?」と感じます。

どんな資格と職業にも言える事ですが、
資格の価値と実態、そして活かし方次第か・・・。

学生生活のなかで、
職業を見極めることは、なかなかできない事。
まして、
進学時点においては、なおさら・・・。

本当の意味での世の中・社会学習が必要なの
かもしれませんね。

株式会社マルダ

100年後も成長し続けるための戦略的経営コンサルティング

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