H25年スーパーマーケット年次統計調査報告書

11月も4週目の月曜日、師走はすぐですね。

Chain Store Age /2013.11.15号特集に、
注目の内容があります。
「スーパーマーケット混沌、ここから先は未知の領域!」
その中に、
「H25年スーパーマーケット年次統計調査報告書」の記事があり、
現在のスーパーマーケット(SM)の平均的な実態がまとめられています。
(3つの食品SM業界団体の数値)

・平均的な売場面積/1,426.9㎡
・バックルーム面積/643.7㎡
・レジの平均台数/7.3台

・住宅地立地/41.7%
・郊外、幹線道路沿い/39.8%
・商店街、商業地/18.5%

・平日来店客数/2,005.6人
・土日、祝日来店客数/2350.5人

・年間売上高/14億4600万円(店)
*生鮮4品/48.4%
*一般・日配食品/44.6%
*非食品/7.2%

・プライベートブランド(PB)導入企業/83.3%
*売上高構成比/7.8%

・店舗当たり従業員数/正社員 11.2人
*同パート・アルバイト数/33.7人

・商品センター保有率(委託含む)/73.3%

・ネットスーパー実施率/18.5%
・注文宅配サービス/25.7%
・店舗販売分配送サービス/53%

・ポイントカード導入率/77.1%
・ポイント付与率/1.1%
などなどの各種数値平均値が公表されていて、

帝国データバンクから抽出の
322社の経営指標の平均値も記載され、
・売上高総利益率/23.9%
・売上高営業利益率/0.87%
(*売上高1,000億円以上企業/2.09%、
売上高5億円以上、30億円未満企業/0.38%)

このなかでは、
長く価格競争が続いていることによる経営圧迫と
大手SMがシェア拡大をする一方で、
特に企業規模が小さな地方のSMが苦戦していることが、
まとめられています。

食品は、
人口動態の変化と
生活者の購買チャネルの多様化により、
市場環境が厳しくなってきています。

勝ち組になる要素、
消費増税対策、
新しいフォーマット作り、
商品での差別化作り、
マーケティング手法のあり方、
そしてM&A戦略など、
事業環境を再構築する課題がたくさん・・・。

直近では特に、
来春以降の消費増税対策と
同質化からの違い作りが、
大きなテーマになるような気がします。

私達も生活者視点から、
有益なサービスが提供できる様に、
一層努力しないといけない!

株式会社マルダ

100年後も成長し続けるための戦略的経営コンサルティング

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