「西友の顧客満足度向上」ニュース

今日の東京は、最高気温が22度を超え,
桜の開花宣言もあり(昨年より9日遅い)、暖かい陽気でしたね。
歩いていると汗ばみ、ようやくコートを脱ぎました・・・。

さて消費増税実施も一週間後に迫り、全ての業種で最終の切り替え確認が、
行われているようです。

食品小売業におきましても、
商品動向が大きく動いてきていますが、
他社に先手を打つような西友さんのリリースです。

産経新聞 3月25日(火)16時43分配信 ~
「生鮮食品のどんな不満でも返金します」 西友が顧客満足度の向上に挑戦

西友は25日、生鮮食品の強化策として、
4月1日から品物に不満があれば返金する「生鮮食品100%返金保証」プログラムを始めると発表した。
西友などグループ374店舗で実施する。

対象は「生鮮食品」として販売している肉、魚や野菜、果物などで、
鮮度や品質はもちろん味覚等の個人差がある不満にも積極的に答えていくという。

同社のコメントとして、
「低価格には一定の満足を頂いており、
生鮮食品への満足度向上を次の課題として取り組みたい」としており、
物流プロセスでの検品強化や店舗の抜き打ちチェックなども
行って鮮度管理のレベル向上を図る。

一般的な食品小売業(スーパーマーケット)の生鮮3部門(水産、精肉、青果)の
売上構成比は、全体の約40%前後と言われています。
生鮮部門の売上構成比が低くなると、お店全体の収益も下がり、
お客様からの評価も満足を得られにくくなります。

加工食品、ディリー食品も売上構成比は高いわけですが、
NB商品の価格訴求だけでは、収益はあがりませんから、
PB商品を開発して、積極的に販売することが不可欠になります。

お客様満足と収益という点で商品を考えると、
毎日の食卓=生鮮食品の強化、
収益=PB商品、商品開発が、大切な要素となります。

そういう点で、
西友さんの取り組みは、なるほど!という印象を受けました。

4月以降は、少なからず
消費者の「かごに入る」商品選択が厳しくなる事が予想されますし、
価値を感じられる商品作りと合わせて、
鮮度、味、品質、価格の基本がより重要になるのでしょうね・・・。
*2014.3.21「ときめきイベントで集客」の記事・・・」ブログ記事はこちらから

株式会社マルダ

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