11月度の小売業概況(速報)

12月に入り、晴天の日が続いていますね。
さて、11月度の小売業概況速報版が届きました。

天候与件、曜日与件とも良く、
前月より改善傾向になった様子。

月初は軟調、
第2週末以降は気温が急速に低下したことで、
冬物商品が動き始めた。

業態別では百貨店が最も伸張し、
衣料品、服飾雑貨など冬物ファッションが好調であり、
高額品の伸びも高まったようです。

食品は誤表示・偽装問題が発生したが、
全体への影響は軽微な様子。

年末年始の予約商材は、
お歳暮の動きが鈍いものの、クリスマスケーキや御節料理が好調。

GMSは主力の食品が順調に推移したが、衣料品が弱く、
食品は購買頻度の高い商品で価格志向が残る反面、
価値訴求型や上質系商品の売れ行きが堅調。

また食品の値上げ、特売減少の動きも出始めていて、
青果や精肉部門は市況上昇に伴う単価上昇が売上増に寄与している。

SMも同様で、衣料品は後半の減速感が強く、
11月の冬物は百貨店に比べ実需中心のため、
後半の気温が前年より高かったことが響いている。
CVSは既存店で▲2%弱~+3.5%前後となった模様。

さて12月は昨年より土曜日が1日少なく、
既存店への影響は若干でてくる予想。


12月も残り、4週間となりました。

曜日与件から出足は少し苦労されている様子、
ここからの週間対応が、本当に大切ですね。

クリスマスは本番が平日、年末は長いお休みが予想され、
昨年とは世の中の与件も違い、注目していこうと思います。
*11/5 「10月度の小売業概況(速報)」ブログ記事はこちらから
*11/1「お正月までの10週間」ブログ記事はこちらから

株式会社マルダ

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