「建設費高騰で出店抑制」日経記事より

今日の東京は朝から快晴の一日でしたね。
私は、本格的に花粉症の症状が出始めて、
くしゃみ、鼻水が止まらない状態でした・・・。

さて今日の日経朝刊一面は、注目記事でした。

小売り・外食産業の2014年度出店計画を見直す。
・建設資材の値上がり、
・建設技能者不足、
・人件費の高騰などにより、
大手GMS、SM、外食などが出店を抑制する・・・。

記事の内容からは、
・躯体工事職の有効求人倍率が7.22倍
・鉄筋工経験者日給が、前年1割増、
・建設資材も高止まりし、3平方メートル当たりで、
 震災前の5割増しの40万円前後

その影響から、
・イオンモールでは、従来計画を下方修正し、
 16年以降も減らし、アジアシフトへ。

・ヨークベニマルも今期15店⇒8店に減らし、
 既存店の改装強化へ。

・サイゼリアも約2割の削減(増税後の影響も加味)

震災以降、繰り返し聞こえてきた内容ですが、
いよいよ深刻な状況と感じます。

新店を控えれば、他社に出される?
無理をすれば初期投資の回収が遅れる?
採用コスト増加と人件費増で販管費を圧迫する?

簡単に解決できる課題ではなく、
記事にもある通り、「国内の景気回復の足かせに
なる懸念が高まる」。

来月以降、小売りの全てのチャネルでは一層の
価格競争が過熱する気配すらあります。
企業の消耗戦を消費者が喜ぶわけではありませんから、
「適正な利益」の商売に進むことを望みます。

その上で周辺環境が、
「適正なコスト」で行われる事も願います。

株式会社マルダ

100年後も成長し続けるための戦略的経営コンサルティング

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